自分はどの傷だろう?
美容外科処置後の傷跡
美容外科手術後の傷跡を気にされる患者様は意外に多く、特に小鼻縮小後の傷跡、目頭切開後の傷跡、脂肪吸引後の傷跡、フェイスリフトの傷跡などは、初回手術の際のデザイン、切開や縫合の仕方などで、後々の傷に大きな影響を与えます。特に初回のデザインは重要なのでイラストを参考に、どの部分が切られているか確認してみましょう。
■小鼻縮小(鼻翼縮小)
■フェイスリフト
◆ 症例写真
case1他院小鼻(鼻翼)縮小後の傷跡が目立つ;傷跡修正(Z形成術)
鼻翼(小鼻)縮小後の傷は意外に目立ちます。口の周囲はよく動くために、その繰り返される運動刺激によって肥厚、陥凹、拘縮(ひきつれ)を起こし、目を引きやすいのです。この症例も特に左鼻翼(小鼻)の付け根の傷が目立ちます。また切開線を鼻翼(小鼻)の溝に沿って切開しているので、余計に傷がわかりやすいのです。
~この症例の経過~

手術はジグザグに切開し、引きつれを解除し、更にA点をA’点に、B点をB’点に移動することで、小鼻が外側に膨らむことを予防しました。また術後両ほうれい線をまたぐようにテープ固定を数ヶ月行い、運動刺激を予防しました。


Before
3カ月後


Before
3カ月後
修正していない鼻孔内の傷跡は残っていますが、外側の傷跡は綺麗に修正できました。また「ウー」と口を動かしていた時に生じていた拘縮(引きつれ)は改善されています。
◆リスク・副作用・合併症
【縫合による傷跡修正】
内出血、腫脹、感染、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。
※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください
case2他院でレーザー照射を行い、凹んだ傷跡(肥厚性瘢痕)の修正


Before
6カ月半後
過去に、他院で黒子除去後にできた赤みをレーザーにより治療したところ、小鼻の横の凹み(肥厚性瘢痕)となり、当院での傷跡修正を希望されました。凹んだ箇所に耳介軟骨移植を行い、凹みが目立たなくなっています。
◆リスク・副作用・合併症
【傷跡修正+耳介軟骨移植術】
内出血、腫脹、感染、傷の哆開(しかい;傷が開く)、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。また軟骨採取部は耳介後面・耳甲介(耳珠)に傷跡ができる、耳介の感覚鈍磨、疼痛、耳甲介もしくは耳珠の変形などが考えられます。
※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください。
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