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よくある質問

ケロイド体質でも治療を受けられますか?

まず本当にケロイド体質かどうか、見極める必要があります。

赤く盛り上がってミミズ腫れのようになっている傷がすべてケロイドではありません。ケロイドは傷の範囲を超えて、どんどん広がっていきます。また肩や下腹部胸など好発部位がありますので、自分でケロイド体質かどうか判断するのではなく、まず専門の医師に確認しましょう。たとえケロイドでも、その対応を誤らなければ“ケロイド体質”でも治療は受けられます。

レーザーやヒアルロン酸でも傷跡は治せますか?

難しいでしょう。手術のほうがきれいにできます

現在の医療では、レーザー治療を行っても傷跡をきれいにすることは難しいでしょう。また凹んだ傷やニキビ跡だからといってヒアルロン酸を注入してもよくなりません。傷跡は基本的に手術(再縫合やZ形成術、W形成術など)を行ったほうが、きれいに治せます。

帝王切開の傷跡が気になります。きれいに治せますか?

効果的な治療法があります。

帝王切開の跡が“ケロイド”になっていれば、ケナコルト(ステロイド注射)、もしくは手術をしてその後に軽い放射線療法を行うのが最も効果的です。また帝王切開の跡が“肥厚性瘢痕”であれば、手術(Z形成術)が最も効果的です。

傷口が膿んできたのですが、どうしたらよいでしょうか?

清潔にして、すぐに医師に相談を

傷口を洗い、ガーゼで保護するなどして担当医にご相談ください。また形成外科で縫合し、その後化膿した場合は形成外科で行う“真皮縫合”(傷をきれいにするために皮下に埋め込む糸)が原因かもしれません。その場合は、糸を抜糸すれば化膿がおさまってきれいになります。

傷を負ってから、どのくらいで治療を受けられますか?

最低3カ月は空けてください。

傷跡修正は、傷を負ってから最低3カ月は空けて行うのが目安です。縫合した傷が汚ければ、数日以内に再縫合することをおすすめします。

どのくらいで赤みが引き、腫れはいつ落ち着きますか?

術後、3~6カ月程度です。

赤みは3~6カ月程度かけて、引いていきます。傷跡修正後に腫れることはありませんが、傷自体が“肥厚性瘢痕”といって肥厚(ふくらむ)することもあります。この場合も3~6カ月かけて平らになっていきます。平らになるまでに時間がかかる場合は、スポンジで圧迫を行う場合もあります。

未成年でも治療を受けられますか?

保護者の同意が必要です。

診察は未成年でも受けられます。ただし実際に治療を行う場合は、保護者の同意が必要になります。

リストカットの跡を完全に消すことは可能ですか?

“リストカットの跡に見えない傷”にすることは可能です。

 跡を完全に消すことはできません。しかし“リストカットの跡”を、Z形成術、皮弁作成、植皮術などの手術によって、“リストカットの跡のように見えない傷”に変えることは可能です。

火傷を負って、皮が剥がれてしまったのですが治りますか?

皮膚が再生するかどうかは火傷の深さによります。

火傷が深くなければ再生します。火傷の深さはⅠ度~Ⅲ度まであり、数字が大きくなればなるほど深い火傷となります。 水泡ができるかできないかが、一つの目安になるでしょう。水泡ができていれば深い火傷の可能性があります。また水泡は自分で破らないこと。水疱を破る=皮膚を剥がすこと、になるからです。 水泡の下に皮膚が再生されれば、水疱は自然に剥がれますから、ガーゼなどで保護しておきましょう。火傷を負ったら、すぐに水で長時間冷やすことが重要です。(『火傷による跡』参照)

手術は全身麻酔でしょうか?

原則は局所麻酔での治療です。

全身麻酔になるか、局所麻酔になるかは、傷の範囲によって異なります。傷跡修正の場合、局所麻酔での治療が可能なことが多いでしょう。

費用はどのくらいかかりますか? 保険適用になりますか?

自費診療になります。料金表をご参照ください。

美容外科では傷をきれいにすることが目的ですので、保険は適応されず、自費診療となります。 費用は傷の長さや部位によって異なりますので、直接クリニックに電話で目安をお問い合わせいただくか、料金表をご参照ください。

本当に院長に手術してもらえますか?

院長がカウンセリングから手術まで行います。

大学病院や大きな総合病院の場合、未熟な医師が訓練のために手術を行うことがあります。しかし当院では、院長がカウンセリングから手術、アフターフォローまで担当しています。

手術後のサポートはしてもらえますか?

術後もフォローいたします。

傷の経過は最低3~6カ月はフォローするのが普通です。その後必要に応じて、年単位で傷の経過を診ていく場合もあります。

美容外科と形成外科は何が違うのですか?

形成外科の中に、美容外科も含まれています。

形成外科とは「やけど」、「傷あと」、「口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)などの先天異常」、「癌で切除した部位の再建」など、主に体の表面に現れている異常に対する治療を行います。美容外科は「二重まぶた」、「鼻の整形」、「若返り手術」など、その名前の通り美容のための治療を行います。“きれいにすること”を目的としているという点はどちらも共通で、形成外科という診療科の中に美容外科も含まれています。

形成外科医と形成外科の専門医、何が違うのですか?

手術数など、厳しい認定基準があります。

さまざまな症例の手術を数多く経験しないと、日本形成外科学会(https://jsprs.or.jp/)から形成外科の専門医として認定されません。たくさんの症例を経験しているからこそ、特に縫合技術が優れており、“傷をきれいにすること”に長けているのです。

■ヒルズ美容クリニック公式サイトの参考ページ