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Z形成術とは

Z形成術とは、形成外科医がおこなう手技の一つです。傷に引きつれがある場合やケロイドの治療にこの手法が適応します。主な効果としては、

  • 山を谷にする効果:盛り上がった傷や、凹んだ傷を平らにする効果
  • 直線を分断する効果:引きつれの予防

などがあり、形成外科医はよく使うテクニックです。特に引きつれた傷には効果的です。

◆ 傷が曲面にあるケースにも適応

顎の傷跡

この患者様は若い頃大けがをして、その後アゴの部分に凹みが生じてしまいました。アゴという曲面に存在する凹んだ傷跡を、ただ単純に傷跡の部分を切って縫ったとしても、再び凹んでしまう可能性があります。このようなケースにZ形成術が適応します。

◆ Z形成術の方法

デザイン
メスを入れた直後
Z弁を入れ替える
真皮縫合後

傷のせいで、引きつれが生じた場合、A点とB点の距離が短くなり、動きに制限が生じます。そのような場合はZ形成術をおこない引きつれを取り除きます。

case1顎の傷跡

before
3週間後
4カ月後

施術後3週間ではまだ赤みが目立ちます。施術後4カ月では赤みも落ち着き、傷の凹みも解消されています。

◆リスク・副作用・合併症

【縫合による傷跡修正】
内出血、腫脹、感染、瘢痕形成(傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ可能性がある)、瘢痕拘縮(引きつれ)、ケロイド形成、真皮縫合糸(中縫いの糸)が出てくることがある、縫合糸膿瘍、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷の両端が盛り上がる)、修正前より目立つ、テープかぶれ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。

※before & afterの画像は、参考画像であり効果や満足度は症例により異なりますのでご了承ください。

◆ 帝王切開の傷跡

下記のイラストのように、お腹に帝王切開の跡が盛り上がってしまい、更にはその部分およびその周囲の組織が引きつれを起こしているような場合にもZ形成術が使われます。④のイラストのように、Z型に皮膚に切り込みを入れ、A弁とB弁の皮膚に分けてしまいます。そして、それぞれの皮膚弁を入れかえることで、盛り上がった引きつれのある直線の傷を分断するのです。この作業により、傷の引きつれや盛り上がった部分がなくなり帝王切開の傷跡は改善されます。

※ヒルズ美容クリニックWEBサイト及び関連WEBサイトに掲載されている症例写真は、当院の患者様のご厚意により掲載許可を得ています。当サイトの写真・イラスト・文章等の無断転載・引用・使用を禁じます。